ガラス清掃の価値と作業効率を高める作業方法を公開したDVD

ガラス清掃の課題

　ガラス清掃は、清掃会社であればほとんどの会社が行っていますが、以下のようなケースがあるので、苦手としていたり、スタッフ育成に悩んでいることが多 くなります。具体的な課題は、次の6つになります。

（１）作業スピードの差が出やすい
  ガラス清掃は、作業面積に比例して作業スピードに差が出てきます。作業スピードより仕上がりが重要と考える方も多いと思いますが、ガラス清掃を専門でやっている会社のス タッフは、速くて仕上りも抜群にいいのです。また、作業スピードは人件費と関連してくるので、スピードが遅ければ、その分利益が少なくなっていきます。

　更に、作業スピードが遅い場合、早い会社に比べて作業人数が多くなるので、相見積りとなった場合不利になります。以上のことは、面積が大きい現場・ガラ スの枚数が多い現場で関連してきますが、作業面積が大きくないハウスクリーニングでも、ガラスの枚数 が多くなる一戸建てでは、スピードの差が出やすくなっています。

（２）技術の差が出やすい
  ガラスは、床面などに比べると目線に入りやすいので、仕上り状況が非常に目立ちます。特に、太陽光の当たり具合では、僅かな拭き跡も非常に目立ちます。その為、技術の差が 出やすい作業といえます。

（３）難易度が高いガラスの存在
  難易度が高いガラスの代表は、高い位置のガラスです。脚立・梯子での作業では、問題なく作業できることが多くなりますが、5m以上の高さのガラスをポールでの作業では、ス クイジーをコントロールするのが難しくなるので、技術に大きく差が出ることがあります。

（４）手間がかかるガラスの存在
　手間がかかる代表は、スクイジーが入らない小さなガラスで取り外しができないケースです。タオルだけできれいにする必要がある為、拭き跡が残りやすくな るので、面積の割に時間がかかります。濡れたタオルで拭いて乾いたタオルで仕上げるという工程が一般的ですが、1回拭くだけで仕上げる技術が必要になりま す。

（５）仕上げに時間がかかるガラスの存在
 　仕上げに時間がかかるのは、曇りガラスと西日の当たるガラスです。曇りガラスは、外して丸洗いできれば問題ないのですが、外せない場合は、 拭き跡が非常に目立つので仕上げに時間がかかります。西日の当たるガラスは、仕上げが悪いと、ギラツキが出たりするだけでなく、僅かに残った汚れも非常に 目立ちます。その為、西日の当たるガラスは、クレームの発生確率も高くなります。

（６）ビルと住宅では作業ポイントが異なる
  ビルのガラスと住宅のガラス清掃の違いを…大きさ・面積だけで考えるケースが多いのですが、実は、一番の違いは仕上げと時間です。なので、ビルのガラス清掃が多い人がハウ スクリーニングのガラス清掃でクレームが多くなったり、ハウスクリーニング中心の方がビルの大きなガラス・面積が多いガラスを洗浄すると、時間内に終了で きないなどの事態になることが多くなります。

はやくきれ い にできない時の原因

 　清掃の仕事を始めて間もない方の…ガラス清掃における最大の悩みは、「きれいに仕上げるまでに時間がかかる」という点です。 たった一人で作業している時は、気付かないことが多いのですが、他社のスタッフと作業するケースでは、作業スピードに大きな差が出ると、大きく自信を失う こともあるようです。

（１）道具の選択
　ガラス清掃の道具といえば、スクイジー・シャンプー・タオル・三枚刃・ポールなどですが、それぞれ「長さ・重さ・材質」などで多くの種類があります。し かし、ガラス清掃を苦手としている方・作業が遅い方ほど、少ない種類の道具で作業をしています。つまり、ワンパターンの道具で作業していても、道具を速く 動かさない限り作業効率はよくならない…ということです。


（２）道具の動かし方
　ガラス清掃の作業効率を高める一つに、道具を速く動かすことが挙げられますが、一番の原因は、道具の動かし方になります。道具の動かし方が重要になる道 具の代表は、スクイジーとタオルです。この2つの動かし方がイマイチの場合、作業効率が悪くなるだけでなく、素人扱いされることがあるので非常に重要にな ります。


（３）水の使い方
　清掃作業で一番多く使用するのが「水」です。洗剤の希釈・すすぎ洗い・タオルの洗浄など、多くの工程で必要になります。その為、水の量などのコントロー ルが上手くできていないと、作業効率が悪くなります。

ガラス清掃の価値を高め るには？

 　プロが行うガラス清掃で、顧客に「ガラス清掃の価値」を分かってもらうのは、非常に難しくなります。プロであれば、「汚れを残さずきれいに なって当たり前」と思っていることが多い為です。つまり、見た目だけでは、価値を感じてもらえないことがある…ということです。

　なので、ガラス清掃の価値を感じてもらう為には、見た目以外での「仕上りの良さ」を出す必要があります。見た目以外で「仕 上りの良さ」を感じてもらう方法の一つとしては、「触った時の感触」があります。例えば、ツルツル感・スベスベ感などです。 この感触があると、清掃前と清掃後で大きく異なるので、清掃の価値を感じてもらいやすくなります。

　もう一つは、「普段のガラス清掃での変化」です。床面の洗浄では、ワックスを塗ることで、光沢が出るだけでなく、汚れがつ きにくくなり普段の床掃除もやりやすくなります。これと同様に、ガラスも似たような効果を出せると、顧客の満足度も高くなります。

　これを実現する為の方法の一つに、簡易コーティングの施工があります。コーティングというと…「高価で施工が難しい」と、思われがちで す。しかし、簡易的なコーティングであれば、施工は簡単です。資材費も安く、短時間での施工が可能です。

　さらに、簡易コーティングをすると、普段のガラス清掃が非常に楽になるので、普段ガラス清掃を顧客が行っている店舗や在宅のハウスクリーニ ングで非常に喜ばれると思います。

DVDから手に入る知識と技術

（１）ガラスの簡易コーティングの施工方法
　コーティングというと、塗りムラが発生したり、塗布作業に時間がかかると思われていますが、DVDでは、数千円で手に入る資材を使った簡易コーティング の施工方法を解説します。高価なコーティング剤ではありませんが、施工後の手で触った感触は…施工前と大きく異なってきます。触った人に聞くと、多 くの人がそのツルツル感に驚きます。

（２）サッシの簡易コーティングの施工方法
　DVDでは、窓ガラスの簡易コーティングだけでなく、サッシの簡易コーティングの施工方法も解説しています。サッシは、ガラスに比べて汚れが付着する と、洗浄に時間がかかるので、保護剤を塗ることは非常に有効になります。また、サッシに簡易コーティングをすると、ツヤも出るので、ガラ スを含めた全体的な仕上りがよくなります。
（３）拭き跡を残さない曇りガラスの仕上げ方
　曇りガラスは、室内側の表面が平らでないので、スクイジーを使用しても汚水が残ります。その為、取り外して丸洗いをするケースが多くなります。しかし、 外せない曇りガラスは、タオルで仕上げることになりますが、拭き跡が残りやすくなります。DVDでは、外せない曇りガラスで拭き跡を残さない仕上げ 方を解 説します。

（４）道具の使い分け
　ガラス清掃における道具の使い分けというと、見た目のガラスの大きさで考えることが多くなります。これは、間違いではありませんが、プロとしては、作業 条件・作業場所・汚れの状況など様々なシーンでも使い分ける必要があります。ガラスの大きさだけで使い分けると、仕上げに影響を与える状況もある為です。 DVDでは…作業条件・作業場所・汚れの状況などによる道具の使い分けについて解説します。


（５）タオルの選択方法と水分の量について
　タオルは、清掃で最も多く使用する道具です。洗剤の塗布・洗浄・濯ぎ・水拭き・仕上げなど多くの工程で使用できる為です。しかし、タオルの水分の量を意 識して作業しているケースが非常に少なくなります。多くの場合水を含ませて普通に絞ったタオルと乾いたタオルの2パターンでの使用が多い 為です。

　これでも清掃の仕事は可能ですが、作業効率を考慮すると、状況別に水分の量を変える必要があります。状況別に水分の量を変えると、拭く回 数が圧倒的に少 なくなり、仕上りも良くなる為です。DVDでは、タオルのパイルの量とタオルを使用する時の水分の調整方法について解説し ます。


（６）洗剤の使い分けについて
　ガラス清掃で使用する洗剤の液性は、中性・弱アルカリ・酸性タイプの洗剤がありますが、使い分けを間違えて「洗剤焼け」などの失敗をするケースも意外と 多くあります。なので、DVDでは、液性別の注意点・希釈でのポイント・発泡性での使い分け・洗浄力での使い分けなどについて解説します。


（７）洗浄効率を高める作業方法
　作業効率を高めるには、現場の状況にマッチした道具と汚れに適した洗剤を選択することのほかに…無駄な動きをなくした道具の使い方がポイントになりま す。DVDでは、道具の動かし方の基本を解説しながら、作業効率を高める道具の使い方を解説します。


（８）プロとしてマスターしておくべき3つの技術
　このDVDでは、プロとして必要になる技術を解説していますが、その中で、プロとしてマスターしておくべき技術で最も重要になる3つの技術を挙げていま す。この3つの技術をマスターしておくことで、作業スピード・仕上りを高めることができます。

DVDの内容

【１】道具の使い分け
（１）スクイジー
　　●ガラスの高さによる使い分け
　　●ガラスの大きさで選択すると失敗する理由
　　●汚れの状況による使い分け
　　●現場の状況による使い分け
（２）シャンプー
　　●汚れの状況による使い分け
　　　汚れが少なく作業時間を短縮したい場合
　　　洗剤の飛び散りを少なくしたい場合
　　　土砂汚れが多い時
　　　ベタ付いた汚れがある時
　　●現場の状況による使い分け
　　　脚立・梯での作業での使い分け
　　　建物外面で日が当たるガラス
（３）スクレイパー類
　　●プロとして用意しておくべき2つのタイプ
　　　2つのタイプが必要になる理由
（４）タオル類
　　●パイルの量について
　　　パイルの量が多いタイプが適しているケース
　　　パイルの量が少ないタイプが適しているケース
　　●タオルの選択のポイント
　　●ガラス清掃で必要になるタオルの種類
　　●タオル類の状況別の使い分け
（５）ポール
　　●ポールの選択のポイント
　　　ポールの構造と種
　　　伸縮式を選択する時のポイント
　　●ポールの種類と使い分け
　　●ポールの選択でよくある間違い

【２】ケミカルの使い分け
（１）ガラス清掃で使用する洗剤の液性について
　　●液性別の使い分けについて
　　　中性タイプ・弱アルカリタイプ・酸性タイプ
（２）ガラス清掃で使用する洗剤の希釈（濃度）について
　　●状況別の洗剤の濃度について
（３）発泡性
　　●発泡性が高い方が適しているケース
　　●発泡性が低い方が適しているケース
（４）ガラス清掃で使用する洗剤の洗浄力について
　　●洗浄力を重視するケース
　　●洗浄力を重視しないケース
（５）保護剤について
　　●施工が比較的簡単なガラスコート

【３】洗浄方法について
（１）スクイジー・シャンプーによる洗浄
　　●洗浄効率を高める作業方法について
　　　洗浄効率を高めるスクイジーの動かし方の基本
　　　縦方向（上下）をメインとした場合の注意点とポイント
　　　スジを残さないようにする為の重要ポイント
　　　状況によってスクイジーの動かし方を変えた方がいい理由
　　　作業効率を高める為に練習しておくべきこと
（２）タオルによる洗浄
　　●タオルだけできれいにする技術が重要な理由
　　●タオルによる洗浄が適しているケースと洗浄方法
（３）ホースの水による丸洗い
　　●ホースの水による洗浄が適しているケースと注意点
（４）噴霧器による洗浄
　　●噴霧器による洗浄が適しているケースと洗浄方法
（５）注意する材質
　　●失敗する確率が高い材質
（６）洗剤の飛び散りを少なくする洗浄方法
（７）曇りガラスの洗浄方法について
　　●白い拭き跡を残さない為の３つの作業方法
（８）プロとしてマスターしておくべき3つの技術

【４】簡易コーティングの施工方法について
（１）曇りガラスに対する施工方法
　　●使用する簡易コーティング剤について
　　●簡易コーティングをする前の重要なこと
　　●簡易コーティング剤の希釈について
　　●簡易コーティング剤の塗布方法について
　　●仕上げ拭きを行うタイミング
　　●仕上げ方について
（２）透明なガラスに対する施工方法
　　●使用する簡易コーティング剤について
　　●透明なガラスに対する簡易コーティングが有効な現場
　　●簡易コーティングの活用方法
　　●簡易コーティング剤の塗布方法について
　　●簡易コーティング剤の塗布後のスポンジ戻しとは？
　　●類似商品について
　　●仕上げ方について
　　●日常清掃・定期清掃の現場での施工について
（３）サッシに対する施工方法
　　●使用する簡易コーティング剤
　　●簡易コーティング剤の塗布方法について
　　●施工後の光沢について


＜収録時間＞
★50分20秒（DVD：1本）

おそうじ情報館の DVD教材の 特長

　おそうじ情報館では、エアコン洗浄だけでなく様々なDVDを企画・制作していますが、清掃技術の理解度を高め現場での失敗を少なくするために、次の5点 を軸とした内容にしています。

（１）理由を明確にした解説
　初心者が同じ間違いやミスをする原因を挙げると、「なぜ、●●に●●を使ってはいけないのか？」「なぜ、その順番で洗浄するのか？」など、理由を分かっ ていないことにあります。理由を分かっていない為に、自己流で洗浄したり効率を優先した洗浄になってしまいます。その為、おそうじ情報館のDVDでは、 「理由」を多く解説するようにしています。理由が記憶に残れば、洗浄ミスが減ることがある為です。

（２）クレーム・トラブル相談を元にした構成
　おそうじ情報館には、清掃に関する相談が多くあります。その為、よくあるクレームやトラブル事例を元に、それらを防止する作業方法を解説しています。

（３）初心者の疑問を解決する内容
　初心者の多くは、現場で分からないことがあっても、時間に追われている現場では教えてもらえないこともあります。その為DVDでは、初心者が疑問に感じ ることも限り取り入れて解説しています。

（４）基本を徹底的に解説
　失敗の原因のほとんどは、基礎知識が不足していたり、基礎を知っていても楽な洗浄方法で作業することにあります。その為DVDでは、よくある失敗を取り 上げながら基礎的知識と基本技術を多く解説しています。

（５）複数の作業方法
　おそうじ情報館のDVDでは、可能な限り複数の洗浄法を公開しています。理由は、汚れの状況・材質・使用する道具によって洗浄方法を替える必要がある為 です。

おそうじ情報館のDVD教材の 活用法

（１）スタッフ教育
　清掃技術は、現場でベテランスタッフの作業を見ながら学ぶのが一番ですが、時間に追われ教える時間が取れないことも多いようです。また、技術が一流でも 教えることを苦手としている方もいます。このようなことから、DVDをスタッフ教育用として活用される会社が増えてきました。
　おすすめの方法は、現場で教える前にDVDを見て洗浄方法をイメージしてもらい、現場で体験しながら洗浄手順を覚え る...というパターンです。このパターンの場合、現場で教える手間が減るだけでなく、通常よりも覚えるスピードが早くなります。

（２）新規事業
　企業が新規事業としてエアコンクリーニングを行うことが多くなっています。その場合、エアコンクリーニングの経験者を集めて始めることがありますが、最 初はクレーム対応に追われることもあるようです。原因は、経験者の技術が自己流の片寄った作業方法の場合がある為です。
　このような現実があることから、新規事業として検討する場合は、まず最初に「エアコン洗浄の基本」を知り、作業スタッフの作業をチェックできる体制にす ることをお勧めします。

（３）独立開業
　個人でハウスクリーニング業を開業予定の方は、最初にエアコン洗浄の技術をマスターすることをお勧めします。理由は、ハウスクリーニングの中でもエアコ ンクリーニングは仕事を獲得しやすい為です。なので、エアコン洗浄をマスターした後でキッチン洗浄や浴室洗浄などのDVDを購入される方が多くなっていま す。

（４）清掃業務の内製化
　近年、賃貸物件を仲介・管理する不動産会社などが自社で清掃業務を行うことが多くなっています。自社で清掃をした方がコストが安くなると考える為です が、落とせない汚れに遭遇し挫折するケースが多いのが現状です。このようなことから、清掃業務の内製化を考えている企業様には、基本技術を解説したDVD を含んだセットをお勧めしています。

（５）自己流改善
　エアコン洗浄の仕事をしている方の中には、自分の作業方法が正しいのか？他社はどんな作業方法で洗浄しているのか？不安に感じている方もいらっしゃいま す。DVD教材では、おそうじ情報館公認の職人さんの洗浄作業を元に解説していますので、他社の作業方法も分かり、ご 自身の作業方法が自己流でないかをチェックすることもできます。

ご不明な点がありましたら、カイユウ商事の高根までご連絡下さい。

03-3657-5161