＜パナソニック・ エオリアXシリーズの特徴＞

（１）分解・組み立て難易度が高いタイプ
  パナソニック・エオリアXシリーズ（CS-X227C-W）は、一部のパーツの構造が複雑で分解・組み立てに時間がかかる為、難易度が高いタイプとなります。分解場所に よっては、分解前の状態を十分に記録しておかないと、何度もやり直しという事態になることがあります。

（２）電装部が正面側に設置されている
  お掃除機能付きエアコンの分解作業では、電装部が正面側にあると難易度が高くなる機種が多くなります。しかし、パナソニック・エオリアXシリーズ（CS-X227C-W） は、電装部が正面側にあることで難易度が高くなるのではありません。パナソニック・エオリアXシリーズ（CS-X227C- W）の電装部は、お掃除ユニッ トの下側に付いていて、お掃除ユニットと一緒に外すことができる為です。

（３）端子台が難易度を左右する
  パナソニック・エオリアXシリーズ（CS-X227C-W）は、Fケーブルが接続されている端子台を外すか外さないかで、組み 立て難易度が変わってきます。多くの場合は、 端子台を外さない方が難易度が低くなりますが、エオリアXシリーズ（CS-X227C-W）では、端子台を外さないと、組み立て難易度が高く なります。端 子台を外さないと難易度が高くなる理由については、「パナソニック・エオリアXシリーズの分解難易度が高い理由」のところで説明しています。

＜パナソニック・ エオリアXシリーズの分解難易度が高い理由＞

（１）下パネルの取り外し
  下パネルの多くは、たわませて、中央方向へ動かすことでツメが取れて外すことができますが、パナソニック・エオリアXシリーズの下パネルを固定しているツメは、通常とは異 なる構造なので、非常に外しにくくなっています。その為、外しにくい時の対処方法が重要ポイントになります。

（２）ルーバーの取り外しと取り付け
  パナソニック・エオリアXシリーズのルーバーの中央の軸が長い為、取り外しと取り付けに時間がかかることがあり、軸の破損にも注意する必要があります。また、左右の軸の金 属部分が外れてしまうことがあるので注意して下さい。軸受の穴に入り込むと、取り出しに時間がかかる為です。

（３）お掃除ユニットの取り付け（標準的分解パターン）
  意外かもしれませんが、端子台を外さない標準的分解パターンの場合、お掃除ユニットの取り付け難易度が高くなります。 理由は…お掃除ユニット右側と端子台の裏側に、リード 線の一部を通す必要がある為です。これを、お掃除ユニットを取り付ける際に、同時に行う必要がある為に、難易度が高くなります。

　リード線を通す位置を間違えると、リード線のコネクターの取り付けができなかったり、電装ボックスの蓋が閉まらないので注意する部分とな ります。尚、端子台を外した場合は、お掃除ユニットの右側面が見える状態でリード線を取り付けるので、難易度は高くありません。

（４）ルーバーモーターの取り外しと取り付け
　ドレンパンを丸洗いする場合には、左側と右側に付いているモーターを外す必要があります。左側のモーターの取り付け難易度は高くありませんが、右 側の モーターの分解と組み立て難易度が高いので、時間がかかることがあります。

（５）端子台の分解と組み立て
  端子台を外すには、Fケーブル（VVFケーブル・内外接続電線）の取り外しと、電源コードを配管スペースから取り出す必要があります。（電源コードは、配管スペースから取 り出さなくても端子台を外せますが、ぶら下がった状態になります）Fケーブルを外したことがない人にとっては、難易度が高い作業になりますが、 端子台を外 すと、お掃除ユニットの取り外しと取り付け作業がやりやすくなります。

（６）リード線の取り付け
  リード線の数が多く、リード線を通す位置が複雑な為、取り付けで間違いやすくなっています。また、細いタイプ のリード線が多いので、フックから外す際は、断線に注意する必 要があります。

（７）送風ファンの取り外しと取り付け
  送風ファンの取り外しと取り付けでは、ファンモーターの軸の部分が外しにくく、取り付けにくくなっています。その為、外しにく い時・取り付けにくい時の対処方法を知っておくことは極めて重要になります。

DVDから手に入る 知識と技術

（１）2つの分解パターン
　パナソニック・エオリアXシリーズの分解と組み立て方法では、送風ファンなどを外さない「標準的な分解パターン」と、送風ファンま で外す「上級者向け分解パ ターン」を公開しています。その為、お掃除機能付きエアコン洗浄の初心者からベテランまで活用でき るDVD教材となっています。

（２）端子台の外し方
　パナソニック・エオリアXシリーズでは、端子台を外せると、お掃除ユニットが外しやすくなり、取り付けの失敗も少なくなります。しかし、端子台を外すに は、Fケーブルを外す必要があります。その為、Fケーブルを外したことがない人にとっては、非常に難易度が高く感じる作業となります。ケーブルにキズを入 れることがある為です。DVDでは、Fケーブルにキズを入れず安全に外す方法と取り付けの際のポイントを公開しています。

（３）下パネルが外せない時の対処方法
　下パネルは、非常に外しにくくなっています。原因は、下パネルのツメの構造が通常と異なる為とエアコン本体の下側が壁面と強く密着していることです。下 パネルを外せないと、左右のパネルの取り外しにも影響が出てきます。左右のパネルが外せないと、お掃除ユニットを外せないので…DVDでは、下 パネルが外せない時の2つの対処方法を解説しています。

（４）送風ファンが外せない時の対処方法
　送付ファンは、内部のネジを取り外し左方向へ引っ張る感じで外しますが、ファンモーターの軸に固くハマっていると外せないことがあります。DVDでは、 送風ファンが外せない時の「工具を使った外し方」を公開しています。

（５）送風ファンの取り付けができない時の対処方法
　パナソニック・エオリアXシリーズの送風ファンは、取り外しが難しい時があるだけでなく、取り付けに時間がかかることがあります。送風ファンは、ファン モーターの軸にはめ込んで取り付けますが、奥まで入らないことがあります。その際は、DVDで公開している方法で行うと、短時間で取り付けができます。

（６）失敗を防止する為のお掃除ユニットの取り付け方法
　端子台を外さない「標準的な分解パターン」では、お掃除ユニットの取り付けで、お掃除ユニット右側のリード線を正しい位置に取り付けるのに、四苦八苦す ることがあります。リード線を挟んでしまうことが多くなる為です。DVDでは、右側のリード線を挟まないように取り付ける方法を 解説しています。

（７）電源コードの配管スペースからの取り出し方
　コンセントが左側にある場合は、電源コードを配管スペースから取り出さないと端子台を完全に取り外すことができません。端子台側から外す方法もあります が、非常に複雑になります。その為、配管スペースの電源コードを取り出した方が確実です。DVDでは、配管スペースから電源コードを取り出す方法を解説し ています。

（８）養生と洗浄方法
　お掃除機能付きエアコンのDVDの多くは、分解方法と取り付け方法が中心となっています。DVDをご覧になる方が、清掃のプロの方が多い為です。しかし 最近、エアコン洗浄の経験がない開業予定の方や清掃会社で仕事を始めたばかりの方も購入されることが多くなってきたので、養生と洗浄の基本的なことも取り 入れました。

DVDの内容

＜撮影で使用するエアコンについて＞
　このDVDは、「パナソニック・エオリアXシリーズ・CS-X227C-W・2017年式」の分解と組み立て方法を 解説しています。壁に設置された状態での撮影の場合、撮影しにくいことから、ネット状の什器に約160cm の高さに設置して撮影した映像を元にしています。


【Contents-１】パナソニック・エオリアXシリーズについて
【１】使用したエアコンの詳細
【２】CS-X227C-Wと構造が似ている機種
【３】パナソニック・エオリアXシリーズの構造の特徴
　（１）ルーバーの構造
　（２）ダストボックスがない
　（３）内部パネル（前面パネルを除く）の構成
　（４）下パネルのネジキャップ
　（５）電装部が正面側
　（６）電装部はお掃除ユニットと連結されている
　（７）リード線
　（８）コネクター
　（９）右側のルーバーモーター
　（10）排気ユニット
　（11）排気ホース
【４】難易度が高い作業と注意する作業
　（１）下パネルの取り外し
　（２）ルーバーの取り外しと取り付け
　（３）お掃除ユニットの取り付け（標準的分解パターン）
　（４）ドレンホースのネジの取り外し
　（５）リード線の取り付け
　（６）ルーバーモーターの取り付け
　（７）端子台の分解と組み立て
　（８）送風ファンの取り外しと取り付け
　（９）中央パネルの取り付け

【Contents-２】分解手順
【１】パナソニックXシリーズの分解パターンについて
　（１）パナソニックXシリーズにおける標準的な分解パターン
　（２）パナソニックXシリーズにおける上級者向け分解パターン
【２】標準的な分解パターンによる分解手順
　（１）作動チェック
　（２）電源プラグを抜く
　（３）前面パネルの取り外し
　（４）エアフィルターの取り外し
　（５）ルーバーの取り外し
　　　●1列目のルーバーの取り外し
　　　●2列目のルーバーの取り外し
　　　●3列目のルーバーの取り外し
　（６）下パネル（下桟）の取り外し
　　　●下パネルのネジの取り外し
　　　●下パネルの取り外し
　　　　下パネルのツメの構造について
　　　　外せない時の対処方法
　（７）中央パネル（センサーパネル）の取り外し
　　　●中央パネルのネジの取り外し
　　　●中央パネル下側のツメの外し方
　（８）左パネルの取り外し
　（９）右パネルの取り外し
　（10）電装部の分解
　　　●電装ボックスの蓋の取り外し
　　　●左側のリード線の取り外し
　　　●右側のリード線の取り外し
　　　●エアコン右上のコネクターの取り外し
　　　●右側の外さなくてもいいリード線の取り付け
　　　●アース線の取り外し
　　　●黒いカバーの付いたコネクターの取り外し
　（11）排気ユニットの分解
　　　●ネジの取り外し
　　　●排気ホースの取り外し
　　　●排気ユニットの取り外し
　（12）お掃除ユニットの取り外し
　　　●ネジの取り外し
　　　●サーミスタの取り外し
　　　●お掃除ユニットの取り外し
　　　●アース線の取り外し
【３】標準的な分解パターンによる洗浄手順
　（１）養生
　　　●左側ルーバーモーターの養生
　　　●右側ルーバーモーターと端子台の養生
　　　●エアコン上部の養生
　　　●エアコン下部の養生（壁保護用シートの設置）
　　　●エアコン洗浄カバーの取り付け
　（２）アルミフィンの洗浄
　　　●除塵作業
　　　●洗剤の塗布
　　　●すすぎ洗い
　　　●中和剤の塗布
　（３）送風ファンの洗浄
　　　●洗剤の塗布
　　　●送風ファンの洗浄
　（４）乾燥
　（５）養生の取り外し
【４】上級者向け分解パターンによる作業手順
　（１）電源コードの取り出し
　　　●エアージャッキでスペースを作る
　　　●電源コードの取り出し
　（２）端子台の取り外し
　　　●Fケーブルの取り外し
　　　●Fケーブル下のアース線の取り外し
　　　●端子台左下のアース線の取り外し
　　　●リード線の取り外し
　　　●端子台の取り外し
　　　●右側面のコネクターの取り外し
　　　●サーミスタの取り外し
　　　●赤黒のリード線の取り外し
　（３）排気ユニットの分解
　　　●ネジの取り外し
　　　●排気ホースの取り外し
　　　●排気ユニットの取り外し
　（４）お掃除ユニットの取り外し
　　　●ネジの取り外し
　　　●お掃除ユニットの取り外し
　（５）電装部の取り外し
　（６）ドレンパンの取り外し
　　　●左側ルーバーモーターの取り外し
　　　　左側ルーバーモーターをこの段階で外す理由
　　　　手前側モーターケースの取り外し
　　　　奥側モーターケースの取り外し
　　　　手前側のモーターの取り外し
　　　　発砲スチロールのパーツの取り外し
　　　　左側モーターの保管について
　　　●ドレンホースの取り外し
　　　　ドレンホースのネジの取り外し
　　　　ドレンホースを外す道具
　　　●ドレンパンの取り外し
　　　●右側ルーバーモーターの取り外し
　（７）遮水板の取り外し
　　　●リード線の取り外し
　　　●遮水板の取り外し
　　　●サーミスタ・アース線の取り外し
　（８）送風ファンの取り外し
　　　●送風ファンのネジの取り外し
　　　●アルミフィンホルダーのネジの取り外し
　　　●送風ファンの取り外し
　　　●ファンモーターの取り外し

【Contents-３】組み立て手順
　（１）送風ファンの取り付け（上級者向け分解パターン）
　　＜取り付けパターン-1＞
　　　ファンモーターを付けてから送風ファンを取り付ける方法
　　＜取り付けパターン-2＞
　　　送風ファンを付けてからファンモーター取り付ける方法
　（２）遮水板の取り付け（上級者向け分解パターン）
　　　●アース線の取り付け
　　　●サーミスタの取り付け
　　　●遮水板の取り付
　（３）ドレンパンの取り付け（上級者向け分解パターン）
　　　●右側ルーバーモーターの取り付け
　　　●ドレンパンの取り付け
　　　●ドレンホースの取り付け
　　　●左側ルーバーモーターの取り付け
　（４）お掃除ユニットの取り付け
　　＜上級者向け分解パターンにおけるお掃除ユニットの取り付け＞
　　　●お掃除ユニットの取り付け
　　　●リード線の取り付け
　　＜標準的分解パターンにおけるお掃除ユニットの取り付け＞
　　　●アース線の取り付け
　　　●サーミスタの取り付け
　　　●お掃除ユニットの取り付け
　（５）排気ユニットの取り付け
　　　●排気ユニットの取り付け
　　　●排気ホースの取り付け
　（６）端子台の組み立て（上級者向け分解パターン）
　　　●端子台の取り付け
　　　●電装ボックスの蓋の取り付け
　　　●アース線の取り付け
　　　●Fケーブルの取り付け
　（７）電源コードの配管スペースへ戻す（上級者向け分解パターン）
　　　●電源コードの取り付け
　（８）右パネルの取り付け
　（９）左パネルの取り付け
　（10）中央パネル（センサーパネル）の取り付け
　（11）下パネル（下桟）の取り付け
　（12）ルーバーの取り付け
　　　●1列目のルーバーの取り付け
　　　●2列目のルーバーの取り付け
　　　●3列目のルーバーの取り付け
　（12）エアフィルターの取り付け
　（13）前面パネルの取り付け

＜収録時間＞
★64分19秒（DVD：1本）

おそうじ情報館の DVD教材の 特長

　おそうじ情報館では、エアコン洗浄だけでなく様々なDVDを企画・制作していますが、清掃技術の理解度を高め現場での失敗を少なくするために、次の 5点 を軸とした内容にしています。

（１）理由を明確にした解説
　初心者が同じ間違いやミスをする原因を挙げると、「なぜ、●●に●●を使ってはいけないのか？」「なぜ、その順番で洗浄するのか？」など、理由を分 かっ ていないことにあります。理由を分かっていない為に、自己流で洗浄したり効率を優先した洗浄になってしまいます。その為、おそうじ情報館のDVDでは、 「理由」を多く解説するようにしています。理由が記憶に残れば、洗浄ミスが減ることがある為です。

（２）クレーム・トラブル相談を元にした構成
　おそうじ情報館には、清掃に関する相談が多くあります。その為、よくあるクレームやトラブル事例を元に、それらを防止する作業方法を解説していま す。

（３）初心者の疑問を解決する内容
　初心者の多くは、現場で分からないことがあっても、時間に追われている現場では教えてもらえないこともあります。その為DVDでは、初心者が疑問に 感じ ることも限り取り入れて解説しています。

（４）基本を徹底的に解説
　失敗の原因のほとんどは、基礎知識が不足していたり、基礎を知っていても楽な洗浄方法で作業することにあります。その為DVDでは、よくある失敗を 取り 上げながら基礎的知識と基本技術を多く解説しています。

（５）複数の作業方法
　おそうじ情報館のDVDでは、可能な限り複数の洗浄法を公開しています。理由は、汚れの状況・材質・使用する道具によって洗浄方法を替える必要があ る為 です。

おそうじ情報館のDVD教 材の 活用法

（１）スタッフ教育
　清掃技術は、現場でベテランスタッフの作業を見ながら学ぶのが一番ですが、時間に追われ教える時間が取れないことも多いようです。また、技術が一流 でも 教えることを苦手としている方もいます。このようなことから、DVDをスタッフ教育用として活用される会社が増えてきました。
　おすすめの方法は、現場で教える前にDVDを見て洗浄方法をイメージしてもらい、現場で体験しながら洗浄手順を 覚え る...というパターンです。このパターンの場合、現場で教える手間が減るだけでなく、通常よりも覚えるスピードが早くなります。

（２）新規事業
　企業が新規事業としてエアコンクリーニングを行うことが多くなっています。その場合、エアコンクリーニングの経験者を集めて始めることがあります が、最 初はクレーム対応に追われることもあるようです。原因は、経験者の技術が自己流の片寄った作業方法の場合がある為です。
　このような現実があることから、新規事業として検討する場合は、まず最初に「エアコン洗浄の基本」を知り、作業スタッフの作業をチェックできる体制 にす ることをお勧めします。

（３）独立開業
　個人でハウスクリーニング業を開業予定の方は、最初にエアコン洗浄の技術をマスターすることをお勧めします。理由は、ハウスクリーニングの中でもエ アコ ンクリーニングは仕事を獲得しやすい為です。なので、エアコン洗浄をマスターした後でキッチン洗浄や浴室洗浄などのDVDを購入される方が多くなっていま す。

（４）清掃業務の内製化
　近年、賃貸物件を仲介・管理する不動産会社などが自社で清掃業務を行うことが多くなっています。自社で清掃をした方がコストが安くなると考える為で す が、落とせない汚れに遭遇し挫折するケースが多いのが現状です。このようなことから、清掃業務の内製化を考えている企業様には、基本技術を解説したDVD を含んだセットをお勧めしています。

（５）自己流改善
　エアコン洗浄の仕事をしている方の中には、自分の作業方法が正しいのか？他社はどんな作業方法で洗浄しているのか？不安に感じている方もいらっしゃ いま す。DVD教材では、おそうじ情報館公認の職人さんの洗浄作業を元に解説していますので、他社の作業方法も 分かり、ご 自身の作業方法が自己流でないかをチェックすることもできます。

ご不明な点がありましたら、カイユウ商事の高根までご連絡下さい。

03-3657-5161