「どんな洗剤を使えば、早く作業が完了できるか?」
「安くていい洗剤は、どんな物があるか?」
「なるべく洗剤の種類を少なくしたいが、どんな洗剤がいいか?」
おそうじ情報館に寄せられる相談・質問で多いのが以上のような内容です。
清掃という技術情報を提供しているわけですから当然と言えます。
ところが・・・
このような質問の仕方の場合、その答えを出すのに非常に多くの時間がかかります。
その原因の一例を挙げれば、
●質問の範囲が大きす
ぎる
●質問の視点が間違っている
●質問の内容が偏っている
偏った質問と答えで、洗剤を選択すれば、必ずどこかで失敗・トラブルを起こすこととなります。
その理由をもっと具体的に言うと・・・
- 洗剤は汚れの種類だけで選択してはいけない。
どんな汚れなのか?これだけで洗剤を選択すると・・・
・汚れは取れても、素材を傷める
・汚れは取れても、その後汚れやすくなる
・汚れは取れても、洗剤の臭いが残ってクレームになる
という事態になるケースが多くなります。
- 洗浄力・作業効率だけで選択してはいけない。
洗浄力・作業効率で選択すると、汚れが落ち過ぎたりムラになることが多くなる。
一気に落とすと、素材が変色したり、傷んでしまう。
複数のスタッフで作業すると、仕上りがバラバラになる可能性がある。
- 価格で選択してはいけない。
安い洗剤でも使っていいケースとそうでないケースの見分けができればいいのですが、その見分け
ができなければ・・・
・普通だと完全に落とせる汚れが落とせない。
・作業時間がふつう以上にかかってしまう。
・仕上りが今ひとつで、お客さんが何となく不満をもっている感じ。
ということになってしまいます。
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このように、「洗剤の選択」は、単に「汚れの種類」などひとつの条件で選択するのではなく、そのほか複数の条件も考慮
して選択することが重要になってきます。
そこで、このビデオでは・・・
洗剤の基本的な知識をはじめとし、様々な状況を想定し・・・
●洗剤の選択法には、どんな方法があるのか?
●清掃には、どんな知識が必要か?
●基本知識を元にどう応用していくか?
●トラブルの少ない洗剤の選択法とは?
●コストを考慮した洗剤の選択法とは?
など、現場で遭遇する事例に基づき解説いたします。
具体的な内容は、次のとおりです。
ビデオの詳細は、以下のとおりです。
尚、このビデオは、第1部と第2部があります。
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ケミカルの基本知識と応用■
〜洗剤編〜
<第1部>
DVD又
はVHSビデ
オ(約57分)
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■洗剤編第1部のポイント■
●液性別の使ってはいけない材質を知ること。
●どうしてその洗剤を選択するのか?など、お客さんへの説明の為の基本的な知識を学ぶこと。
●洗剤の特長を知り、正しい作業方法を学ぶこと。
●洗剤でのトラブルを減らす為の選択方法を知ること。
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【1】液性による分類と選択
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(1)液性のレベル(pH値)とは?
(2)液性を知る重要性・目的・活用方法について
・pH値の高い低いで洗剤の強弱を判断してはいけない!そのわけとは?
・洗浄力に劣るpH値の低い洗剤の活用法とは?
・pH値は、現場でどう活用するべきか?
・pH値は作業工程・作業方法と、どう関わってくるか?
(3)液性別の特長と使用上の注意点
・アルカリ洗剤について
特長・用途・使ってはいけない材質など
・酸性洗剤について
特長・用途・使ってはいけない材質など
・酸性洗剤で最も注意するべき物質とは?
・中性洗剤の特長と用途
用途・使ってはいけない材質など
・日常清掃と定期清掃では、どんな洗剤を使うべきか?
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【2】用途・目的による分類と選択法
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(1)清掃部位による分類と選択(用途別洗剤)
・用途別洗剤の長所と短所
(2)清掃周期・清掃分野による分類と選択方法
・日常清掃向け・定期清掃向け・スポット清掃向け
(3)建物の種類による分類と選択
・建物の種類によってどう使い分けるべきか?
(4)技術レベルによる洗剤の選択
・ベテラン向けの洗剤とアマチュア向け洗剤
・技術レベルによる洗剤の選択を無視すると、どうなるか?
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ケミカルの基本知識と応用■
〜洗剤編〜
<第2部>
DVD又
はVHSビデ
オ(約60分)
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■洗剤編第2部のポイント■
●プロとして揃えておくべき洗剤とは?
●汚れに合った洗剤を持っていない時、どう対処するか?
●洗剤名・希釈倍率が分からない場合どうするか?
●洗剤の希釈ミスによる事故やトラブルを防ぐ方法とは?
●ベテランだからやってしまうミス・事故とは?
●洗剤のタイプ別注意点と対処方法。
●研磨剤入り洗剤、よくある間違いとは?
●泡の出る洗剤・出ない洗剤の使い分けとは?
●プロとしての評価を下げてしまう洗剤の選択とは?
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【1】形状による分類と選択
〜洗剤のタイプ別注意点と対処方法など〜
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洗剤には、「液体タイプ・粉末タイプ」など、いくつかの種類がありますが、それらの長所・短所のほ
か、作業の効率化をはかるための使い分けについて解説します。
(1)液体タイプの長所と短所
なぜ、希釈によるミスがあるのか?その対応策とは?
(2)エアゾールタイプの長所と短所
使ってはいけないエアゾールタイプとは?
(3)粉末タイプの長所と短所
(4)ゼリー状タイプ
使いたい洗剤をゼリー状にする方法とは?
(5)研磨剤タイプ
研磨剤タイプは、どんな時・どんな所で使うべきか?
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【2】洗剤の性質による分類と選択
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(1)臭いによる分類と選択
(2)色による分類と選択
(3)発泡性による分類と選択 |
【3】プロとしての洗剤の選択法
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(1)素材による選択
(2)汚れの状態による選択
(3)プロとしての評価を下げてしまう洗剤の選択とは? |
【4】プロとして揃えておくべき洗剤とは?
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突然予定外の仕事を依頼されても、プロであれば、すぐ対処できるように、「持っておくべき最低限の洗
剤」を揃えておく必要があります。
そこで・・・
「プロとして持っておくべき最低限の洗剤」は、どんな物があるか?これを解説します |
【5】汚れに合った洗剤がない時の対処方法
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掃除のプロであれば、どんな状況でも汚れを落とす必要があります。
「今日その汚れを取る洗剤を持っていないから、できない!」
と、洗剤のせいにする。または・・・
「それは、落ちない汚れ」と、適正な洗剤があれば落とせるにも関わらず、落ちない汚れとお客さんに嘘を
言ってしまう。
このような職人さん、意外と多いのではないでしょうか?
確かに汚れにマッチした洗剤を持っていなければ、落とせないこともあります。しかし、たとえ汚れに
合った洗剤が無かったとしても、「洗剤の基本」を知っていれば、なんとか対処することができます。
では、具体的にどんな対処方法があるのでしょうか?
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