こんにちは、おそうじ情報館(カイユウ商事)の高根です。
今日は、掃除の中でも専門性が高く、作業も難しい「あく洗い」の実技に関するビデオ・DVDのご案内をいたします。
あく洗いをする時の作業方法とし
て・・・
●木を燃やしてでき
た「灰」を使った伝統的な技法。
●苛性ソーダを使った洗い方。
●過酸化水素・フッ化水素など化学薬品を使った洗い方。
●メーカーが販売している「あく洗い用の薬品」を使った洗い方。
などがあります。
この中で最も多いのが、メーカーから市販されている「あく洗い用の薬品」を使う場合だと思います。
洗浄力が強い、コストが安いことなどから、過酸化水素など化学薬品を使う方法もありますが、
使い方を間違えれば事故を起こす危険もあるため、ベテランの職人さん以外はあまり使用されていません。
また、私もおすすめしません。
そこで、多くの方が使っている市販の「あく洗い用の薬品」ですが、 「塗るだけで、きれいになる!」
とカタログには書いてありますが・・・
本当に塗るだけできれいになるのでしょうか?
確かに、通常の汚れであれば、塗るだけで落ちるかもしれません。 ところが・・・
●長
年の紫外線により、木が傷んでいる場合。
●木の表面が荒れている場合。
●カビが木の内部にまで発生している場合。
●木の一部が「炭化」している場合。
これらの場合、薬品を塗るだけでは対処できないのが現状です。 たとえば・・・ ・
●洗
浄したが、ムラになってしまう。
●木の内部に蓄積したカビがとれない。
●思ったような色に仕上がらない。
●一部の蓄積した頑固な汚れがとれない。
このようなことから、ブラシやスコッチを使って「擦る」という作業をするわけですが・・・
全体の仕上がりが悪くなってしまうことがあります。
その失敗の多くの原因は、 擦っても落とせない汚れを無理に擦って落とそうとすることで
す。
では、どうすれば「炭化した頑固な汚れ・内部に蓄積しているカビ」などを落とすことができるのでしょうか?
その答えは・・・
その汚れに対して
●ど
の工程で落とすべきか?
●その汚れを落とすために、事前にどんな処理をするべきか?
●ど
んな作業方法で洗浄するか?
この3点が極めて重要になってくるのです。
そこで今回、長年の紫外線により「木が傷んでいる」「木の表面が荒れている」「木の内部にカビが発生して
いる」 「木の一部が炭化している」場合、具体的にはどうすればいいか?
「生」の現場にて、そ
の作業方法を公開したビデオとDVDを制作いたしましたのでご案内いたします。
撮影は、私の事務所の近く、「梅の湯」という銭湯で行いました。
作業と解説は、「あく洗いセミナー」で講師をしていただいた、平川さん(なんでもポケット代表)です。
現場の状況は・・・
●約
40年経っている「木」
● 紫外線により、木が劣化している
● 木の表面が荒れている
● カビが内部に蓄積している
● 木の一部が「炭化」している
と、このような状況でした。 つまり、単純に薬品を塗って、擦っただけではきれいにならない現場です。
普通にやると、確実にムラになってしまう、または汚れが落としきれない状態になってしまう現
場です。
あく洗いの場合、汚れが内部に染み込んでいるため、表面の汚れは簡単に落とせても、内部の汚れがうまく落とせな
いということが多くでてきます。
ぜひ、このビデオを参考にしていただければと思います。
それでは、このビデオにて、どんな技術を学ぶことができるか?簡単にご案内いたします。
■建
物外部のあく洗いの手順と作業方法が分かる。 |
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建物の内部と外部で
は、汚れの種類が異なります。
当然、外部の方が、木が傷んでいたり、表面が荒れているので技術を要します。
この現場の「木」
は、40年以上経っており、一部炭化している部分もあり、普通に洗浄しただけでは、汚れが残っ
たり、ムラになってしまいます。
このビデオでは、建物外部におけるあ
く洗いの手順をマスターすることができます。
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■あ
く洗いにおける「高圧洗浄機」の使い方のコツが分かる。 |
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建物外部のあく洗いの場合、高圧洗
浄機を使えば、作業効率は確実に上がります。
しかし、使い方を間違えれば、逆に木を傷めたりしてしまいます。
このビデオでは、高圧洗浄機を使う場合の洗い方から、「圧力は、どの位にしたらいいか?」など、細
かい点、「どの程
度まで高圧洗浄機で洗えばいいか?」などに
ついても解説しております。
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■ 薬
品の使い方・塗り方の基本が分かる。 |
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使用した薬品は、ミヤキの「アクロンAB」「レブライト」。
過酸化水素など化学薬品に比べれば、洗浄力は弱くなりますが、使い方次第で、このような頑固な汚れも新
品同様にきれいになります。ふつう、汚れが激しいと、「強い薬品」「濃度が濃い薬品」を使いがちです
が、素材を傷めるというデメリットもあります。
では、平川さんは、どこにでも売っている「アクロンAB」「レブライト」をどのように使ってきれいにし
たのでしょうか?
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■
洗浄する際の「道具」の使い方をマスターできる。 |
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この現場な汚れは、薬品を塗るだけでは、きれいにできません。
ブラシ・スコッチなどを使用し、擦る必要がでてきます。しかし、木が傷んでいたり、表面が荒れている場
合は、それらの道具の使い方にも注意する必要があります。
擦りすぎれば、ムラになったりするからです。
では、平川さんは、内部に蓄積している汚れに対し、どんな道具を使い、どんなふうに洗浄したのでしょう
か?
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■
ペーパーで磨くという工程の本来の
意味が分かる! |
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薬品を使うと、このように「ケバ立ち」がでてきま
す。これを直すために、「サンドペーパーで磨く」という作業をします。
この「サンドペーパーで磨く」という作業は、「ケバ立ち」をなくすための作業と思われがちですが、別の目的
もあります。
ですから、汚れの状況によって、「サンドペーパーで磨く」タイミングが違ってくるのです。
では、平川さんは、この現場の場合「サンドペーパーで磨く」という工程をどの段階で行ったのでしょうか? |
■
新品に近い「色」を出すための、作業方法を薬品の使い方が分かる! |
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レブライト(フッ化水素)を使うと、本来であれば「赤み」がでます。しかし、平川さんの場合、クリー
ム色に変化してきます。クリーム色がでてくれば、新品同様になってくるので、ぜひ、この「技」をマス
ターしていただきたいと思います。
ポイントは、「アクロンAB」 の使い方と「レブライト」の濃度にあります。
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■
内部に染み込んだ頑固な汚れをとる方
法が分かる。 |
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アクロンABで洗浄、乾燥後、写真右側だけレブライトを塗ったシーンです。色が濃い部分が内部に蓄積
した汚れ。
この段階で、平川さんは、どう判断し、どのようにして、この汚れをとったのでしょうか?
このやり方につきましては、映像はありませんが、口頭で説明していただきました。
(この作業は、翌日行われましたが、私が仕事の都合で現場に行けなかっ
たため、撮影できませんでした)
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洗浄後は、次のようになりました。
以上が、このビデオで公開されている内容の一部です。その他にも、養生
の仕方、ウエスでの拭きあげ方、保護剤の塗り方など、実際の現場でのやり方を見ることができます。
2/9のセミナーでもあく洗いの基本については公開しましたが、講師をした平川さんは、実際の現場ではどうやっ
ているのでしょうか?
ふつう、ここまでやる人は少ないと
思いますが、ここまでやれば一流です。
「生」の現場での作業方法を公開しておりますので、あなたの現場でも、すぐに活用できます!
それでは、このビデオの価格などの詳細をご案内いたします。
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